03/30 (火)更新
採用前に読んでおきたい!ベトナム人が日本企業から人気の理由は?
少子高齢化などの影響によって、人材不足に悩む国内企業が非常に多くなっています。
特に「放送業」「情報サービス業」「運輸・倉庫業」をはじめ「飲食業」や「建設業」などの業界では人手不足の問題は非常に深刻です。
そんな労働者不足が加速している日本ですが、外国人の雇用が注目されておりその中でもベトナム人の採用が年々増加傾向にあります。
なぜベトナム人の採用が増えているのか?
それにはこれから人材確保する企業にとって多きなメリットとなる理由がある事が分かりました!
その理由について解説していこうと思いますので是非一読下さい!
ベトナムの人材が注目される理由
少子高齢化などによる労働者減少を解消すべく、外国人採用の流れが多くの企業ですでに始まっている事はご存知の方も多いと思います。
平成30年10月には1,460,463人(前年度比181,793人増)もの外国人労働者が日本で働いています。
▼外国人労働者の内訳
中国人 | 26.6% |
ベトナム人 | 21.7% |
フィリピン人 | 11.2% |
この中でも2番目に多いベトナムの人材が注目されており、採用する企業が年々増えています。
日本在住のベトナム人の数
2019年現在日本在住のベトナム人は約29万人です。
多くが東京や大阪といった大都市に住んでおり、他の在日外国人から見てもベトナム人の割合は非常に高いのが特徴です。
さらに2018年に決定した入管法の改正によって、これからベトナム人の国内雇用は増加していくと予想されています。
ベトナム人採用のメリット
ベトナム人を採用するメリットは多数あります。
ベトナムには親日の人が多く友好的
親日の人が多いといった点はもちろん、性格が勤勉で真面目な人が多く日本人の感覚に近いといった特徴もありコミュケーション能力も高く親しみやすさもあります。
親日の理由としてベトナム国内では市民にとって重要な移動手段であるオートバイなどを中心に日本製品の普及が進んでいるのも理由のひとつです。
壊れず安定した高品質な製品を作っている日本企業に対する好感度の高さが日本自体への好印象に繋がっているんですね。
ベトナムは学習意欲が高く、ITエンジニアも豊富
勤勉で真面目な人が多いベトナム人は、黙々と仕事をこなすといった特徴がありITエンジニアが多く存在します。
日本や海外の企業がベトナムにIT技術の開発拠点を設けていたという背景もあり、現地採用されたエンジニアを教育して開発することで費用を抑える「オフシェア開発」による影響がITエンジニアが豊富な理由です。
ベトナム人は日本語・英語ができる人が多い
近年では外国語教育が充実しており、英語や日本語も話すことができる人材が増えています。
英語が堪能なのでエンジニアという職種は相性が良く、即戦力の人材が多くいる事で注目が集まっています。
企業として海外進出や、インバウンド対策としても英語が堪能な人材は非常に需要がありまさにベトナム人はうってつけの人材と言えるでしょう。
また日本語ができるのでコミュケーションも取りやすく、すぐに職場に馴染む事もメリットになります。
ベトナム政府の日本語教育重視政策とは
ベトナムで日本語が普及している背景には、ベトナム政府による政策が影響しています。
ベトナムの学校教育における日本語導入の年表はこちらです。
2003年 ベトナム外国語能力フレームワーク(KNLNN)とよばれる外国語教育の強化政策開始。ベトナムの中学校と高等学校における日本語教育プロジェクトが導入され、2013年まで10年間継続される 2007年 日本語がベトナムの高等学校における公式科目として採用される。大学入試(ベトナムセンター試験)にも日本語が登場 2016年 ベトナムの10年教育(小学校3年生~高等学校卒業までのこと)において、日本語を第一外国語とするパイロットプログラムが開始 2018年 2003年~20018年の間にベトナム国内の2万5000人の中学生と高校生が7年間の日本語プログラムに参加。第一外国語または第二外国語として日本語を学んだ 2020年 日本語がベトナムの中学校で公式科目(第二外国語)として採用される
なんとベトナムの中学校では2020年から公式科目として採用されているんですね!
日本語が堪能な方が多いのも納得です。
ベトナム国内の有名大学卒の人材採用も可能
日本で働きたいと思っているベトナム人の中には、優秀な大学を出ている人材も多いのが特徴です。
中小企業でIT関連などエンジニア系人材の採用を行っているなら、需要が高く採用が難しい日本のエンジニアより、ベトナムの優秀な人材を雇用する企業も多くなっています。
ベトナム人材採用時の注意点
ベトナム人材を採用する際に注意点を知っておく事は大切です。
採用したのに日本の常識が通じない…なんてことがないようにベトナムの働き方や職場の常識を把握しておきましょう。
日本とは異なる点が多いので、知っておくことでスムーズにベトナム人材採用を進められます。
ベトナムの働き方の特徴
ベトナムの会社は「朝方勤務」です。
始業時間は日本よりも早く、朝8時から17時半、または8時半から18時までの勤務です。
昼休みが長いことも特徴で、2時間も取れる会社もあります。
昼休みの過ごし方はそれぞれですが、昼寝をする習慣あるので仮眠したり、昼休みを利用して子供のお迎えに行く人がいたりと様々です。
ベトナムでは基本残業はしない
ベトナム人は家族を大切にする国民性のため、基本的に残業はしないのが特徴です。
独身の人も学校に行ったりジムに行ったりと仕事をプライベートをきっちり分けているライフスタイルの人が多いようです。
ベトナムでは残業は割像賃金です。
平日でも提示勤務の1.5倍、土日は2.0倍、祝日では3.0倍を支給することが法律によって義務付けられています。
それでも残業で稼ぐという人は少なく、残業が多い職種や企業は離職率は高いようです。
ベトナムには就活という概念がない
ベトナムでは公務員試験などをのぞき、採用試験をしなのが普通です。
1回面接したら1週間後には結果を通知するのが一般的で内定した大学生にはすぐにインターンとして働き始めてもらい、卒業後にはそのまま就職してもらうという流れになっています。
日本のように何度も面接を繰り返して内定まで時間がかかるようなスタイルは好まれないので注意が必要です。
ベトナム人を雇用している企業の口コミ
日本で実際にベトナム人を雇用している企業の口コミをまとめてみました。
どのような感想をもっているのか是非参考にしてみてください。
エンジニア能力高く、即戦力
中小企業のためスキルの高いエンジニアを雇用することが難しかったのですが、ベトナム人材を採用することによって解決しました。エンジニアとしての能力は非常に高く、日本語も英語も話せるのでコミュケーションも取れ真面目に働いてくれるので助かっています。
責任感もあり、吸収も早い
飲食業なのですが、人材不足を解消するためにベトナム人を採用しました。実際どうなのか心配していたのですが、責任感もあり吸収も早くすぐに職場に馴染んでくれました。日本語も問題なく調理スタッフとして雇っていて何ひとつ困ったことはありません。
まとめ
ベトナム人材の採用について解説しましたが、能力も高く真面目なベトナム人はとても優秀な人材です。
実際にベトナム人材の採用については、記載できていない注意点もありますが詳しくはSELECTにお問い合わせ下さい。
どのような質問でも気軽にお問い合わせいただいて大丈夫ですのでお待ちしております。
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